先日完成した甍棟バージョンの完成写真をアップしておきます。
屋根の軒先部分は、この地方特有の出桁工法又は腕差し工法で
軒出の寸法は流れで1.3m程あります。
最近では木鼻(腕木の先)の加工は専門の加工屋さんに依頼する
ケースが多いのですが、ここの場合はすべて棟梁の手作りです。
腕木の上に新聞紙が丸めて押し込めてあります。
これは新築したばかりの家を好んでツバメが巣を掛けに来ます。
そして所かまわず泥だらけにするので、その対策なのですが・・・
それでもどこか場所を見つけてまた泥を付け出します。
このところ、施主さんとツバメのいたちごっこが続いています。
さて軍配はどちらに上がることやら・・・
腕木の締結はボルトではなく、昔古来のケヤキで作った鼻栓でしっかり止めてあります。