東側1階部分から棟仕事に入ってきました。
と言っても、大きな換気部分の平葺きはまだです。お天気の悪い日に棟の作業をしたくないので、そのための保険に残してあります。
まづは袖瓦の上に2本の素丸を取り付ける作業からです。2寸一文字軒の場合は、素丸の先には将棋巴(名前の通りで、前から見た形が将棋の駒の形をしています)をよく使うのですが、今回は棟梁が一部で丸にこだわっていますので、それにアヤカッテ丸い感じでちょうっと縦に長い分銅巴を使用しました。
ちなみに棟梁の丸へのこだわりは玄関横からぐるっと妻側まで延びた庇部分です。
タルキが丸
そして桁も柱も丸
ここまでは良くあるのですが。
なんと束石までまん丸です。したがって分銅巴となりました。
素丸の工事が終わるとその上に、鬼瓦が乗ります。
ここでは一部を除いて御所鬼と言う鬼瓦を使用します。
そして棟積み工事にかかります。