このところ大和町の森邸の屋根工事を施工中です。ちょっと順序が前後する所がありますが掲載してゆきます。
こんな感じの大きな住宅です。左側3分の1が増築部分で、残りが葺き替え工事部分です。ちょっとカメラの調子が悪くて、屋根めくりの工事は紹介できませんでした。cyber-shotなるsonyのカメラ携帯電話に替えましたので今後はばっちり撮れそうです。
棟のセンターには約1m間隔に鉄筋棒が立っています。このあたりは冬になるとかなりの積雪があるので雪で棟が転ばない為の工夫です。以前は雨切のし(最上部から三枚目の横に張り出した飾りのし部分)まで入れていたのですが、昨年の湿った大量の雪でその上から持っていかれた棟が一軒ありましたので、今は最上部まで通しています。これでどんな雪でもどんとこいです。
玄関の入母屋部分 最も気合を入れて施工する部分です。掛け瓦のうえの紐丸(筒状の瓦)を施工しています。葺き土(ここでは凍みに対する対策で、ほとんどモルタル状態です。業務秘密です。笑)を置いて漆喰を塗っているところです。
漆喰の上に紐丸を設置してゆきます
左右の紐丸が合わさる部分は最も手間の掛かる部分です。たがねとディスクグラインダー(ダイヤモンドカッター)ですり合わせてゆきます。kenさんの仕事はどうでしょうか?すり合わせはうまく合っているでしょうか? この上に玄関鬼がどっかりと座ります。
玄関の隅棟部分の台のしを施工中です。大棟の台のしは、ほぼ真っ直ぐ葺けばよいのですが、隅棟は若干のてり(曲線)を付けて葺きます、てりの具合でずいぶん感じが変わってきますので、最も重要な作業です。
kenさん てり具合を検討中です。理想通りにいったでしょうか?
hiroさんは東庇の長い隅棟で奮闘中です。
ちなみに小生も写真撮りばかりではなく そこそこ働いていますが今のところカメラマンは一人ですので、働く姿を見ていただけないのが残念です。
それではまた miyuki