この処ちょっと投稿をさぼっていたら今年も、もう終わりになっちゃいました。
終盤は葺き替え仕事やら、棟や谷の直し仕事でまーなんとか忙しくやってはいたのですが、あまり新鮮な材料もなく ついついさぼっていたら、あっと言うまにお正月になってしまいました。年が明けたらちゃんと書き続けたいと思っています。(来年のことを言うと鬼が笑うかな)
仕事のほうは、1週間とちょっと前にキリがついたので、この所は念願の、瓦倉庫(倉庫と言うよりは土場かな)の屋根をもう少し広くするべくまずは、骨組みの鉄骨作りに励んでいました。
今日までに、半分くらい出来たのかな?とりあえづ今日で仕事はきりにして、いよいよ明日は年末の大掃除です。
残りの鉄骨つくりと、屋根仕舞は来年の仕事です。瓦屋の倉庫でも、屋根勾配と重量の問題があって、折板の屋根と成ります。一月は瓦屋にとっては一番暇な時期ですのでちょうど良い失業対策です。(暇で金の入らない時に材料代の請求書がたくさん来るのでだれかさんには、いやな顔うされますが) とりあえづ1月末完成予定です。
またまたお得意の谷修理です。12月に入って、4軒続きました。
服部邸、土葺き屋根の葺き替え仕事です。雨洩りしてからかなり放置してあった為タルキもかなり痛んでいたので、この後レッカーでタルキまで撤去してタルキからの交換工事でした。カメラマンが陣頭指揮を執っていたため残念ながらしゃしんを撮る余裕がありませんでした。もう少し早めに葺き替えてもらえると、工事費もうんと安くつくのですが・・・・写真の太陽熱温水器の撤去処理も頼まれたのですが、我が家でテストをしたところまだ使えそうなので我が家の屋根に揚げてみました。(解体処理よりは幾分余計にかかりました)
葺き替えの際、瓦を降ろすのにはこんなシュートを使います。上はコの字型、曲り部分と下に落ちる部分は箱になっています。これも伊藤瓦店の手作りハンドメイドです。なかなか調子が良いですので、もしご入り用な方が有りましたらアドバイスいたします。(特許料はいただきませんので 笑)
鉄骨は、伊藤瓦鉄工の設備と予算により重量鉄骨ではなく昔ながらのトラスを組んだ梁を使用します。
これはこの春に仕入れた大型貨物のアルミ製の箱です。幅2.5mで長さが9mほどあるので結構使えます。値段は20万円ほどでした。今回の屋根は、これをベースにして、この箱も屋根下になるように作ります。
箱の中はこの3日間で、両面に棚を作りました。ちょっとした倉庫なみの収納量になります。
これも伊藤瓦店のオリジナル(既製品のコピーですが 笑)の冬には欠かせない物、除雪用のバケットです。本番に備えて雪のつかないスプレーラッカーを入念に吹きつけました。これでいつ「どか雪」が降っも大丈夫です。