着工から早くも1か月!!やっと完成となりました。
「あわてなくてもいいよ」というお施主さんの言葉に甘えて、あっちこっちと小さな直し仕事を挟んでの施工でしたので、予定よりずいぶんかかってしまいました。良く考えるとそのせいばかりでなく、この所天気があまり良くなかった事もありました。ともあれ師走を迎える前に無事完成です。以前の赤瓦の屋根とはがらりと雰囲気が変わってすっきりとした感じになりました。そして家が一回り大きく感じられます。・・これはお施主さんの感想です。そして満足度100%の評価をいただけました。
もともとの塩焼きの赤瓦は私の先代(85歳でまだまだ現役バリバリです)が葺いた瓦です。そして私がそのメンテナンスやら小家の葺き替え工事やらでお世話になり、今回は息子の健一が主体となって葺き替え工事を施工しました。良く考えたら、3代にわたってお世話になっているわけです。本当にありがたいことです。
屋根と壁のつなぎ部分は市松模様の漆喰がほどこしてあります。このへんは現状復旧ということで以前と同じ感じにしました。この市松模様の漆喰元々は左官さんが一枚一枚「コテ」で塗って施工していたのですが、最近では「のしっくい」という陶器を貼り付けて施工します。それでもやっぱり左官さんの仕事なのですが、当店では「のしっくい」を張り付けてその裏に漆喰を塗ってついでに壁もちょっと塗って・・・そこまで瓦屋の仕事です。よーく見られるとちょっと都合が悪いのですが、そこそこの出来栄えです(笑
すっきりとした感じに変身です。
そんなに豪雪地帯ではないのですが、お施主さんのご要望で雪止め瓦の他に3段もの雪止め用のアングルが設置してあります。
雪降ろしに上ったときに怖いからだそうですが、そんなに雪が降るでしょうかねー??
miyuki