H様邸店舗併用住宅の葺き替え工事が完成しましたので、工事の流れをアップしておきます。
元の瓦はs瓦のオレンジ色で葺いてあったのですが、
色がずいぶんと黒くなってしまったのと、雨漏りが随所で見られたことから葺き替えとなりました。黒くなったのは・・・
これが原因とのことです
この住宅の上が自衛隊の飛行機の着陸コースに成っていて、しかも飛行場が直ぐそこですので長い棒を立てると当たってしまいそうな位直ぐ上を通過して行きます。その排気ガスで黒くなってしまうのだそうです。
そして雨漏りの原因は
棟、隅棟のシックイの剥がれと勝手瓦のずれが原因です。谷の瓦も締結不足で、随所でずれてしまっていました。これではやっぱり雨漏りに成ります。
おまけに、屋根下地がこんなお粗末な状態です。
これでは雨漏りしても当たり前状態です。
今回はモニエースという瓦を使用しました。
瓦の山が高いので、今回の様な寄棟屋根にはお勧め品です。また施工重量も陶器瓦の中でも一番軽量ですので、「ルーガ」には及びませんが、かなりの軽量化に成ります。
そして色はコーヒーブラウンで施工しました。最近の瓦は艶消しタイプが多いのですが、この色はつるつる、ピカピカですのでジェット機の排気のススも若干付着しにくいと思います。
少しでもこの素敵な色が変色すること無く、ピカピカしているといいですねー。
棟はガイドライン通り強力棟です。
又棟の2か所に換気棟部材を設置して、野地むれ、結露防止の対策を施しました。
下の拡大写真に見えるたくさんの穴から換気を行います。
谷は万全を期してシーラを挿入して2重の防水処理を施します。
棟は強力棟に漆喰を施工して冠瓦をビス留めして行きます。
これで完成です足場、ネットが有る為全景写真が掲載できなかったのが残念です。