先月の末からの「O邸葺き替え工事」 大きな屋根で工事期間も2週間以上掛ったのですが、本宅の葺き替えではなく「門」の葺き替え工事でした!!
門と言っても、両側に倉庫、住宅を兼ね備えた「長屋門」と言う造りに成っています。
その全長は25mもあります!!
延べ床面積80坪の我が家でも全長は20m弱です。驚くほど長い門です。20m巻きのアスファルトルーフィングも途中で無くなってしまいます。
もうひとつすごいのは、この屋根に使用して有った鬼瓦に明治37年製造の刻印が有りました。
なんと今から108年ほど前の瓦です。この門を新築した時だと思います。
「100年住宅」と言う言葉を最近よく耳にしますが、この門は108年経過した今屋根の葺き替え工事を施工してリフレッシュです。
瓦の下地は写真の様に割った竹を敷き詰めた、その上に杉皮を敷き、その上に瓦の重量に負けない程の葺き土を据えてその上に瓦が乗っていました。その当時の普通の施工法だったのでしょうが、竹だけの下地で施工して有るのは、余り見た事が有りません。
今回はもちろん「引っかけ桟瓦工法」そして棟も「大地震」に備えて棟束をしっかり立てて強力棟に仕上げました。屋根重量は以前の60%程に減量です。
この門を、前の瓦以上に長く守れるようしっかり施工しました。