瓦と地震

実は地震に負けない瓦屋根!

瓦と地震イラスト

実は地震に負けない瓦屋根!

瓦屋根は丈夫な家の証明です!

耐久性に優れ、経済的で美しい!

「屋根を軽くするだけで耐震性能が確保される」という短絡的な知識は、阪神・淡路大震災後の偏った映像・放送・誤った知識の報道等により広まりました。 軽い屋根なら安心、重い屋根は心配と考える前に、 「瓦を乗せられない程度の家で本当にいいの?」 「軽い屋根材しか乗せられない程度の柱で本当に大丈夫?」 と考えた方がより現実的なのではないでしょうか。 どんなに薄くて軽い屋根材を使ったとしても、家の土台や壁がしっかりしていなければ安心とは言えません。 逆に瓦を屋根材に使ったとしても土台も壁もしっかりしていれば、耐震性能は問題ないのです。 屋根材の事を言う前に、まずきちんとした家の設計・施工をすることが大切です。

瓦屋根は重いから・・・ いいえ違います

瓦屋根は重いから・・・ いいえ違います。 阪神・淡路大震災後、日本建築学会や日本建材産業協会などは相次いで専門家による住宅被害の実態調査報告をまとめています。 「法規を遵守し耐力壁を適切に配した新しい建物では地盤沈下で全体が傾いたものも一部見られたが、屋根の軽重に関わり無く被害は少ないという印象を受けた。」(東京大学・菅原進一教授、(社)日本建材産業協会) 「屋根材の種類や工法の差異による木造住宅への重量的負荷の影響は、木造住宅の全半壊率のして約20%程度である。」(神戸大学工学部・河村廣氏ら、(社)日本建築学会近畿支部) 「屋根葺き材や建物用途などの家屋属性の影響よりも、土台、柱、梁といった構造部材における蟻害・腐朽の有無が家屋被害度に大きく関与していた。」(大阪市立大学生活科学部・宮野道雄氏ら、(社)日本建築学会近畿支部)

 

これが「瓦屋根の気持ち」です。

 

建築基準法では屋根の種類によって躯体の強度を決めることになっています。 屋根に合わせて柱の太さや壁の量を決めるのがルールです。 にもかかわらず「瓦が悪い」という論は、瓦屋根にとっていわれなき批判です。 また耐震診断では主に住宅の基礎や土台、壁の量や配置を診断します。屋根の重さは壁の量を知る上で必要ですが、この診断方法を根拠に「屋根を軽くする耐震工事」を推奨する例が多く見られます。とくに地方自治体によるこのようなPRは、「屋根を軽くするだけで耐震性能が確保される」という短絡的な知識につながり、困っています。
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私たちは地元で長年実績を積んだ「全日本瓦工事業連盟」加盟の専門工事業者です。 確かな腕を持つ私たちなら安心です。どうぞお気軽に、ご相談下さい。

全日本瓦工事業連盟は、国土交通省に認められた全国団体で、約130の地域組合、各種資格者を擁する約4,400の事業所から構成されます。 国家試験の「かわらぶき技能士(1級、2級)」や、国土交通大臣認定「瓦屋根工事技士」の資格取得促進、「瓦屋根診断技士」制度の確立など、 社会に貢献する団体として全国的に活動を展開しています。