「屋根のことなら何でもご相談下さい」の言葉通り今週は何でもこなしています。
まずは、板倉の屋根の修理です。
とりあえずは瓦屋根ですが、この庇部分はトタンで葺いた上に河原で拾ってきた石がびっしり並んでいました。
葺いてから25年ほど経過する為トタンは穴だらけとなっていました
そのトタンの上にはご覧のような沢山の石で抑えてありました。総重量は、推定1トンかな
どうしてそんなに沢山の石が並んでいたかと言いますと、その当時近所に築後150年ほど旧家が有りその門の屋根が「石載せ屋根」とでも言うのか、こけら板の上にびっしりと石が敷き詰めてあり、その姿がいかにも風情があって良かったので、施主さんと二人で下の河原からせっせと拾い集めて揚げたのですが 25年経って、あまりの石の量の多さにびっくりデス。
石載せ屋根の妻側には小庇があり、ここは板葺き屋根になっています。
この板も25年の歳月でご覧のように朽ちてしまいました
ここは現状と同じ、板葺きとしました。表面は防腐剤をたっぷり塗りました。これは大工さんの仕事かな
洗濯干し場の屋根もトタンで葺き直しです。これは板金屋さんのしごとかな
今度は壁際のし瓦の上の漆喰の修理です。
剥がれかけた漆喰は全て削り落として、陶器製の「のしっくい」を貼り付けて完成です。これは、本当は左官屋さんの仕事です。
以上今週は「よろずや」伊藤瓦店でした。